トップページ 事例・インタビュー 株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)

Case Study

事例・インタビュー

株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)

椿本チエイン時代から続く20年来の信頼を、新会社へ。物流DXの最前線で、ベンダーフリーを貫くネクサウェアが語る三谷コンピュータとの共創

  • パートナー企業
  • W-KEEPER
  • 関東

物流DXの最前線で、ベンダーフリーを貫くネクサウェアが語る三谷コンピュータとの共創

この事例のポイント

  • 業種

    物流DXソリューションプロバイダー(マテハン・WCS・物流自動化)

  • 課題

    WMSを改修せずにマテハンと連携する仕組みの構築

  • 導入期間

    20年以上

  • 成果

    WCSを共同開発し、WMSとマテハンの連携を実現

物流現場のDXを推進するソリューションプロバイダーとして、自動倉庫、ロボット、AGV(無人搬送車)/AMR(自律走行搬送ロボット)といったハードウェアから、データ分析・最適化ソフトウェアまでを幅広く手がけるネクサウェア様。特にアパレル・化粧品業界などの自動化に強みを持ち、お客様の運用を起点に設備を選定し、自社製品に限定せず提案するベンダーフリーの姿勢が、同社の大きな特徴です。

ネクサウェア様と三谷コンピュータの関係は、親会社である椿本チエイン時代から20年以上。会社の形が変わった今も、共に歩み続けるパートナーです。

今回は、ネクサウェア様が三谷コンピュータと協業を続ける理由やWCS(倉庫制御システム)を共に育ててきた背景、物流自動化の未来について代表取締役社長の北村隆之様にお話を伺いました。

協業前の状況

  • 情報交換や勉強会は行っていたものの、案件では別々に調整していた
  • 大規模WMSとの設備連携には改修コストや工数が必要だった
  • WCSを活用した設備連携の実績がなかった
  • WMSとマテハンを効率的に連携する仕組みが確立されていなかった

協業による成果

  • WMSを大きく改修することなく、WCSによるマテハン連携を実現
  • WMSとマテハンの役割分担から、WCSを共同で構築する関係へ発展
  • WCSの構築・現場検証を通じて、設備連携のノウハウを蓄積
  • ベンダーフリーの設備選定と、さまざまなマテハンとの連携対応を実現
INDEX
  1. ネクサウェアが描く物流現場の未来

    24時間稼働可能な無人化・自動化倉庫」に挑む。

  2. 三谷コンピュータとの協業のきっかけ

    情報交換を重ね、WCSを軸とした共創関係へ

  3. 両社の関係を一変させたWCS初案件

    WCSを一緒に開発できるパートナー関係へ

  4. 三谷コンピュータの対応力とW-KEEPERの実力

    共創で培われた信頼関係

  5. 企業プロフィール

「24時間稼働可能な無人化・自動化倉庫」に挑む。ネクサウェアが描く物流現場の未来

ネクサウェア様の事業内容と、ソリューションの特徴・強みについて教えてください。

ネクサウェアは『物流の未来をお客さまと共に創る』をミッションに掲げ、『物流現場のDX化・自動化・無人化』の実現に向けて、ハードとソフトの両面からソリューションを提供する会社です。

当社は椿本チエインとKDDIのJV(合弁会社)として設立されました。この強固な基盤とアセットを活かし、物流倉庫のDX実現に向けて幅広い事業を展開しています。

ソリューションには二つの大きな柱があります。一つは自動倉庫やロボット、AGV/AMRなどのハードウェア、もう一つは分析ツールをはじめとするソフトウェアです。これらを組み合わせ、現場作業の効率化や自動化から、将来的な無人化までを見据えたご提案を行っています。

特にどのようなお客様・業界に注力されていますか。

これまでは親会社である椿本チエイン時代から、アパレル・化粧品業界のお客様との取引を通じて業界特有の課題に向き合い、自動化や効率化を支援してきました。今後は、これまで培ってきたノウハウを生かし、冷凍・冷蔵業界にも注力していきたいと考えています。

ただし、特定の業界だけを対象としているわけではありません。市場動向とお客様が抱える個別の課題を踏まえ、解決すべきテーマを見極めたうえで提案につなげています。

物流業界の現状課題をどのようにご覧になっていますか。

物流業界の最大の課題は「人手不足」と「EC化による小口配送の急増」であり、現場の負担や業務上の課題を明らかにし、改善につなげていくことが当社の役割だと考えています。
一般的には2024年問題などを背景とした人手不足が深刻化しています。
もう一つはEC通販市場の拡大に伴って小口配送も増加し、輸送能力の逼迫も大きな課題となっています。

一方で、物流現場では、実際にどのような業務に負担が集中しているのかが十分に可視化されていないケースが少なくありません。

そのため当社では、社会全体の物流課題を踏まえながら、現場で生じている具体的な問題を把握し、改善につなげることを重視しています。
省力化や効率化を進めることで現場の負担軽減にとどまらず、より働きがいを感じられる職場づくりにも貢献することが、当社の使命だと考えています。

椿本チエイン時代から20年以上。情報交換を重ね、WCSを軸とした共創関係へ

三谷コンピュータとの協業のきっかけを教えてください。

2002〜2003年頃、共通のユーザー様のご紹介がきっかけで、椿本チエイン時代から数えて、20年以上にわたりお付き合いが続いています。最初は化粧品メーカー様を荷主とする3PL様の物流センターにて、三谷コンピュータのWMS(倉庫管理システム)に対して、当社のマテハン設備を連携させる作業からスタートしました。

三谷コンピュータはさまざまなデータをもとに指示を出す仕組みを担当し、当社は現場のマテハン側で調整するという役割分担でした。その後は情報交換や共同提案を重ねたものの、しばらく両社そろっての受注には至らない期間が続きました。

情報交換を中心とした関係から、実際の案件で協力して取り組むようになった転機は何でしたか。

転機となったのは、約10年前のお菓子メーカー様の案件です。ここで初めて、WMSとマテハンを両社そろって受注することに成功しました。これをきっかけに両社で協力する機会が増え、共同でプロジェクトを進める関係へと発展していきました。

「WMSを改造せずにマテハンを動かす」両社の関係を一変させたWCS初案件

これまでご一緒したプロジェクトの中で、最も印象に残っている案件を教えてください。

両社そろっての受注を果たした翌年、アパレル中心のカタログ通販を荷主とする3PL様の物流センターで取り組んだ、三谷コンピュータと当社にとって初めてとなるWCSの立ち上げ案件です。これをきっかけに、両社の協力体制はさらに大きく変化しました。

当時、すでに大型のWMSが導入されているお客様の環境へ、マテハンを新設する計画がありました。マテハンは当社が受注したのですが、導入に合わせてWMSを改修して連携させようとすると、多額の改造費用や作業時間がかかることが判明しました。

そこで基幹のWMSには手を加えず、間にWCSを挟んでマテハンを制御・稼働させる方針へ変更し、三谷コンピュータにその構築を担っていただきました。

そのプロジェクトの立ち上げは、どのような状況でしたか。

大規模なプロジェクトだったため、約1年間にわたって両社で連携しながら準備を進めました。稼働直前の1か月半は、現場でWCSとマテハンの連携テストを繰り返しました。営業担当を含む関係者がそれぞれの役割を担い、稼働に向けて邁進しました。

当時はWMSとマテハンをWCSで連携させる仕組み自体が十分に確立されておらず、現場で検証と調整を繰り返しながら、実際の運用に適した仕組みを整えていきました。WMSを大きく改修することなく設備を稼働させるという新しい取り組みは、その後の両社の協業モデルにつながる大きな転換点となりました。

WCS初案件が、現在の関係性にどのように影響していますか。

あのWCS初案件があったからこそ、現在の信頼関係を築くことができました。それまでの三谷コンピュータはWMSのベンダーでしたが、WCSを一緒に開発できるパートナー関係へと変わりました。

本当にあのままWMSとマテハンを別々に調整するだけの分担方式であれば、三谷コンピュータとは現在のような共創関係にはなっていなかっただろうと思います。

共創で培われた信頼。三谷コンピュータの対応力とW-KEEPERの実力

お客様にご提案する立場から見て、W-KEEPERの良いと感じる点はどのあたりですか。

W-KEEPERの最大の評価点は「パッケージとして完成度の高い仕上がりでありながら、お客様自身でも触れる柔軟性」です。例えば、マッピングやAccessとの連携により、目的に応じた帳票を柔軟に作成できる点も、製品の魅力です。

導入後に、ベンダーへ都度依頼したり多額の追加費用をかけたりすることなく、設定変更や帳票作成をお客様自身で柔軟に対応できる仕組みになっています。

また、標準機能が継続的にアップデートされているところも、W-KEEPERの良さを感じるポイントです。

自動化設備・マテハンと組み合わせる際のWCS・設備連携周りの評価を教えてください。

WCSの構築において最も難しいのは、初期段階の作り込みです。三谷コンピュータは現場に出向き、他案件にも展開できる仕組みを作り上げてくれます。

特に初めて扱うマテハンでは検証が必要になる場面もあるため、複数回にわたって現場へ足を運び、WCS立ち上げに時間をかけて対応してくれます。当社が扱うマテハンには中国をはじめとした海外製もあります。

このような海外製品を導入する場合も同席して、海外の技術者の方と一緒に調整していただいています。

三谷コンピュータと協働して感じたことを教えてください。

三谷コンピュータの魅力は「決して諦めない姿勢」です。連携させた設備の立ち上げでは、想定外の課題やトラブルが発生することも少なくありません。

このような場合にも三谷コンピュータは課題の解決に向けて粘り強く対応してくださるため、安心して協力できる存在だと感じています。

「現場に人がいない」物流の未来へ。ベンダーフリーの強みを活かした物流DXへの挑戦

物流の自動化・物流DX市場は、今後どのように変化していくとお考えですか。

物流自動化が目指す姿の一つは「現場に人がいない状態」であり、その実現に向けて、さまざまなツールを活用していく必要があると考えています。
当社が想定する物流自動化の姿も、技術の進歩に伴って変化しています。5年前に想定していた物流の自動化は、ロボットによるピッキングでした。しかし現在では、ヒューマノイドの稼働も想定しています。
今後は、フィジカルAIを搭載したヒューマノイドが物流現場で活用される可能性もあります。物流の自動化を実現するためには、その時代に導入できるツールを現場向けに開発していくことになると思っています。

今後三谷コンピュータに期待されることや、取り組んでいきたいことを教えてください。

物流の自動化・無人化は、今後さらに進展すると考えており、それを三谷コンピュータと一緒に実現していきたいです。クラウド化への期待も含め、時代の趨勢に遅れることなく、共に進んでいきたいと考えています。

将来的には、現場の効率化に向けて、無人化を実現するさまざまなツールを積極的に取り入れていきたいです。一方で、人が働く現場についても、働きやすく、仕事を楽しめる環境づくりを目指しています。

倉庫管理システムや物流の自動化をご検討中のお客様にメッセージをお願いします。

自動化や無人化に関するお困りごとや、「このような仕組みを実現したい」といったご要望がございましたら、ぜひご相談ください。三谷コンピュータとの連携体制を生かして、実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。

また、当社の最大の特徴は、常にお客様の運用を第一に考えている点です。自社製品に限定せず、運用に適したマテハンであれば、ベンダーフリーでさまざまな設備を選定・提案します。

FAQ

この記事の内容に関連して、よくある質問をまとめています。

W-KEEPERは柔軟なカスタマイズに対応できますか?

はい。

標準機能に加えて、帳票や管理項目を柔軟にカスタマイズできます。導入後の業務内容や運用方法に合わせて設定を調整できるため、個別の業務にも対応しやすい点が特徴です。

WCS(倉庫制御システム)の導入実績は豊富にありますか?

豊富にございます。

三谷コンピュータはWCS初案件から10件以上の導入実績(LiBiao Robotics製AGV(無人搬送車)『T-Carry』向けの制御を含む)を積み上げております。

初期段階で十分な検証と調整を行い、汎用性の高い仕組みを構築しているため、導入後の展開にも対応しやすい体制となっています。

三谷コンピュータのサポート体制はどうなっていますか?

導入後も安定して運用できるよう、継続的なサポートを行っています。

現場での立ち上げ時には設備との連携検証や運用調整に対応し、稼働後に課題が生じた場合も原因を確認しながら解決を支援します。

既存のWMSにマテハン設備を連携することは可能ですか?

対応可能です。

三谷コンピュータはネクサウェア様をはじめとする設備メーカーと連携し、WMSだけでなくWCSを活用した設備制御までサポートしています。現場検証を重ねながら、最適な物流システムを構築します。

企業プロフィール

  • 企業名

    株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)

  • 本拠地

    東京都千代田区大手町1-6-1 SPACES大手町ビル

  • 設立

    2024年1月16日(事業開始は2024年4月1日)

  • 業種

    物流DXソリューションプロバイダー(マテハン・WCS・物流自動化)

  • 従業員数

    33名(2025年7月1日時点)

一覧へ戻る

Line up

W-KEEPERの
ラインナップを見る

W-KEEPERは、クラウド型と自社基盤型の2つの運用形態を展開しています。
入荷・出荷・在庫管理をはじめとする基本機能に加え、業種・業態に応じた拡張機能や
カスタマイズにも柔軟に対応しています。

  • 自社基盤で運用できるWMS

  • すぐに使えるクラウド型WMS

  • 物流現場をつなぐ連携基盤システム

Contact

まずは、
お気軽にご相談ください

現場の課題整理から、最適なプランのご提案まで、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。

製品紹介やお役立ち資料を
無料でご活用いただけます